
🌱 そもそも「持続可能な開発」とは?
「持続可能な開発」とは、「今の世代が、将来の世代のニーズを損なうことなく、自分たちのニーズを満たす開発」のことです。
これは1987年、国連の「環境と開発に関する世界委員会(通称:ブルントラント委員会)」が出した報告書『Our Common Future(我ら共有の未来)』で初めて明確に定義されました。
🔍 もう少し噛み砕いて言うと……
- 今の私たちが「便利さ」や「経済成長」を追い求めて、
- 地球の資源や環境を使いすぎてしまうと、
- 将来の子どもや孫たちが「安心して暮らせる社会」や「自然に恵まれた生活」を送れなくなるかもしれない――
そうならないように、「経済」「社会」「環境」のバランスをとりながら、長く続けていける発展の形を目指そう、という考え方です。
🛠 具体的にはどんなこと?
たとえばこんな取り組みが「持続可能な開発」に当てはまります:
- 🌲 環境面:森林伐採を減らし、再生可能エネルギーを使う
- 🤝 社会面:教育の機会を広げ、貧困や差別をなくす
- 💼 経済面:誰もが働きがいを持てる職場をつくる
これらをバランスよく進めることが「持続可能な開発」の本質です。
🎯 なぜ今、この考え方が大事なのか?
地球は限られた資源しか持っていません。気候変動や生態系の崩壊、格差の拡大など、現代社会が抱える課題は複雑かつ深刻です。
こうした問題に真正面から取り組まなければ、今の便利さは「一時の快適さ」で終わり、未来にツケを回すことになります。
🔄「SDGs」との関係
「持続可能な開発」は、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の土台にある考え方です。
SDGsは、2030年までにこの「持続可能な開発」を実現するための17の国際目標を定めたものです。